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エロいランジェリーの女達

第10章 ターコイズブルーの女

三年後…東京


俺はターコイズブルーの看板を眺めていた。


『SAYA』



という文字は俺の希望だ。


あれから俺はがむしゃらに働いてなんとかこのオムレツ屋をオープンさせた。


あの日、あの時、俺の人生でつかの間の一瞬だったけど、強烈に胸に焼き付いた時間で…


大切に思えた人だった。


だから


だから、いつかこの店に、沙耶さんが気付いてくれるまで、このターコイズブルーの看板の下で頑張って行こうと思っている。



いつか沙耶さんが俺の作ったオムレツで


最高に美味しい顔を


再び見れる日まで…






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