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愛してください~BL短編集~

第1章 保険医×不良~羽山×慎~





外を見ればもう辺りは真っ暗。






普通親が心配する時間だ。
だが俺の親は違う。
俺の事なんか心配しねぇ。





その事が羽山にばれたら終わりだ。
どうにかして切り抜けなければ。






「俺の家来るか?いや、来い。」
「来いって命令すんな!誰が
行くかよ!!!」
「今どんな格好してるか分かるか?全然説得力ねぇけど。」
「え?.....っ!!////」
「分かったなら行くぞ。」






羽山はそう言って俺を抱き抱えた。
今の俺の格好はほぼ全裸で縛られてる?だけだ。
恥ずかしいし屈辱でしかない。






身体には無数の赤いキスマーク。






羽山は俺を毛布が何かでくるむと、そのまま持ち上げ車へと運んだ。
口はわざとなにもしないままだ。







助けを求めないように何かするはずなのにコイツはしねぇ。
俺が助けを求めない事を知っているから。
こうゆうときプライドなんて邪魔。







そしてあっさり羽山の自宅。
俺はベッドにポイ。
俺は何かされると思い身構えた。





「....何?期待してんの?」
「ち、ちが..!してねぇ!!!!」
「では、お望み通り。」
「してねぇって、おい!聞けよ俺の話!!な!」





羽山はなんとか止まってくれた。






「慎...だったな。俺昔お前みたいな不良にヤられた事があってな。
だからお前達見ると仕返し?か何かしたくなる。
俺は、俺をヤった不良を好きになった。だが、そいつは俺をただの性欲処理の玩具の扱いしかしなかった。
愛がないんだよ。
わかるか?慎。この気持ちが。」






俺はそれを聞いて胸が苦しくなった。
俺羽山が好きなのかもしれない。






「俺が....俺が愛してやるよ。」
「慎...俺お前のプライドも理性もズタズタにするぞ?」
「は?それはダメ!!」
「もう、我慢できねぇよ。」






羽山はそう言うと俺をまた激しく犯し始めた。





                         

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