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地下病棟の秘密

第11章 仕事だから



絢子「…んんっ、あれっ…私…」

涼「やっと起きた」

絢子「涼さん…何で…」


目を覚ますと
絢子は涼の車の助手席にいた
覚えている限り自分は高戸とレストラン
にいたはずだが…


涼「…」

絢子「…」


明らかに怒っている涼
こうなった経緯を聞きたかったが
聞けるわけもなく絢子は家に到着するま
で黙っていた
が…


絢子「…」

涼「どういうつもりだよ」

絢子「…えっ」

涼「高戸と飲みに行くのは良いとしても
酔っ払ってホテル行くなんて…」

絢子「…ごめんなさい…そんなつもりは
なかったんだけど…」

涼「まぁ…反省してるなら」

絢子「でも」

涼「でもって何だよ」

絢子「栗田さんは悪くないんです…彼は
私の話しを…愚痴を聞いてくれたんです
文句も言わないでずっと…」

涼「そんなの下心があるからに決まって
るだろう、そんなのもわかんないのかよ
お前…」

絢子「…だって」

涼「…」


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