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地下病棟の秘密

第12章 本当の気持ち



絢子「すごく…嬉し…ぃっ…」

涼「絢子…」

絢子「…えへへ(笑)」


嬉しさから泣いてしまった絢子
セフレという関係
好きなのに
想いが一方通行のような
両想いなのに恋人になれない歯痒さ
色々な想いが悩みがあったが涼の言葉で
パッと
気持ちが軽くなった


涼「きて」

絢子「うんっ」


涼の胸に飛び込み
いつものように強く抱きしめられた絢子
久しぶりに感じる涼の匂い、感触
その全てに
感動し
嬉しくなったのか
絢子の目頭はまた熱くなった


涼「ごめん」

絢子「もういい、もういいから」

涼「高戸の事…」

絢子「栗田さんの事も…いくら涼さんの
親友でも二人で飲みに行くなんて軽率だ
った」

涼「…ごめん」

絢子「涼さん?」

涼「本当は会ってほしくないけど無理に
会うなとは言わないから…」

絢子「涼さんが嫌なら会いません」

涼「…うんっ」


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