
地下病棟の秘密
第13章 カップルシート
涼「どうぞ」
絢子「お…お邪魔します…」
映画の後
食事をし今は涼の家に
絢子は涼に招待され初めて涼の家に来て
いた
絢子「…何にもない」
涼「男の一人暮らしなんてこんなもんだ
よ」
絢子「ふ~ん」
部屋の中は
テーブルとテレビとクローゼット
台所には冷蔵庫と小さな食器棚と洗濯機
必要最低限な物しか置いてなく
殺風景な部屋だった
涼「ビールでいい?」
絢子「うんっ、ありがとう」
缶ビールで乾杯し
デート終盤を迎えていた
話す内容は映画の内容など映画館でした
事など
楽しかった事ばかり
だけどお酒が進むにつれ涼が…
涼「ねぇ、絢子…」
絢子「ん?」
涼「祐樹とはあれからどうなの?」
絢子「祐樹さん、とは…」
涼「うん」
珍しく酔っ払い
ほろ酔い気分になっていた涼
お酒の力を借り普段聞けないような事を
聞いてるようだった
絢子「そんなに気になる?」
涼「気になるよ」
