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地下病棟の秘密

第15章 嵐の予感



絢子「明日!?」


それは突然の事だった
腕の骨折も無事完治し退院した絢子
そんな絢子に妹、莉緒から上京するから
と連絡があり…


絢子「莉緒、どういう事?」

莉緒『だから私もそっちで就職する事に
したの』

絢子「お父さんとお母さんは?」

莉緒『別になにも』

絢子「なにもって、もう…」

莉緒『それでしばらくお姉ちゃんの家に
お世話になるからよろしく』

絢子「はぁっ!?」


妹の莉緒、22歳
大学を卒業し今年から社会人に
姉妹だから顔は似ているが性格は真逆

消極的な絢子に対し
莉緒はかなり積極的な性格で
好きな人が出来れば彼女ありでも告白し
略奪する
そんな性格だった


絢子「莉緒、本気で上京するつもりなら
人に頼らず一人で頑張りなさい」

莉緒『えぇ~別にいいじゃん、お姉ちゃ
ん今、彼氏いないんでしょう?』

絢子「…」

莉緒『いるの?』

絢子「とにかくダメなものはダメ、自分
でなんとかしなさい」

莉緒『でももう荷物送っちゃったし』

絢子「用意周到なんだから…」

莉緒「えへっ」


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