
地下病棟の秘密
第15章 嵐の予感
涼「妹いたんだ」
絢子「わがままな妹、自由過ぎてちょっ
と困る…」
涼「妹さん、一度会ってみたいな」
絢子「…機会があったらね」
そうは言ったが
正直、会わせたくはない
仕事の事は内緒にしていたし莉緒が涼に
会ったら…
絢子「…妹に会ったら好きになっちゃう
かも…」
涼「誰が?」
絢子「妹が涼さんを…」
涼「それはないよ、お姉ちゃんのセフレ
だよ?年齢的にも対象外だよ」
絢子「そうかな…」
莉緒のタイプ
正直わからなかった
年上の大人だったり年下だったり
かっこいい子だったり反対にかわいい子
だったり
背が高かったり低かったり
多種多様で…
絢子「…でも隣の芝生は青く見えるって
ことわざがあるし…」
涼「それでも僕は絢子一筋だよ」
絢子「…」
涼「それなら安心でしょう?」
絢子「…うんっ」
安心だけど信じてるけど…
絢子「…」
