
地下病棟の秘密
第15章 嵐の予感
絢子「そういえば莉緒、今日面接だった
んでしょう?どうだったの」
莉緒「うんっ、まあまあかな…」
絢子「まあまあって」
莉緒「大丈夫、心配しなくてもちゃんと
した会社に就職出来るから」
絢子「…」
昔から自信家だったが
世の中は莉緒が思うほど甘くはない
資格もなく普通の大学を卒業しただけの
莉緒が簡単に就職出来るとは
思えなかったが
翌日
病院に行くと…
莉緒「お姉ちゃん」
絢子「莉緒、なんでまたいるの?」
莉緒「私今日からここで働く事になった
の、よろしく」
絢子「よろしくって…」
主任「みんな、今日からボランティアと
して働いてもらう橋本莉緒さん」
莉緒「よろしくお願いします」
祐樹「橋本って事は…」
莉緒「妹です」
絢子「主任!!何かの間違いじゃ…」
主任「院長直々の申し出よ」
絢子「院長の…」
