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地下病棟の秘密

第15章 嵐の予感



絢子「とにかく今日は帰りなさい」

莉緒「えぇ~でも」

絢子「いいから帰りなさい」

莉緒「…はいっ」

絢子「…」


莉緒を家に帰し業務に戻った絢子
まず向かった場所は
もちろん…


田畑「…?」

絢子「田畑さん、さっきは妹がすいませ
んでした…」

田畑「気にしてないよ、それに謝るのは
俺の方だし」

絢子「田畑さん…」

田畑「ごめんね、大切な妹さんに」

絢子「あれは自業自得です」

田畑「ははは(笑)」

絢子「…」

田畑「でも彼女がこの科で働いたりした
らモテモテだろうね」

絢子「やめてください…働くって言って
も絶対に反対します」

田畑「だよね」

絢子「…」


働きたいと言っても絶対に働かせない
こんな辛くて大変な仕事
自分だけで十分

そう思っていたが…


男性「君、名前は?」

莉緒「橋本莉緒、22歳です」

男性「橋本…じゃあ橋本絢子さんの」

莉緒「妹です」

男性「…なるほどね」


偶然にも莉緒は会ってしまっていた
この病院を取り締まる
ある人物に…


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