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地下病棟の秘密

第18章 未知の領域



絢子「…あれっ、いない」


翌日
病室を訪ねた絢子
だけど病室に和美の姿はなく…


絢子「…」

和美「何してるの?」

絢子「うわぁ!!ビックリした…」


気配、足音もなく
いつの間にか背後に和美が立っていた
警戒しなければいけない
いけないのに…


絢子「…」

和美「そんなに警戒しないでよ、昨日は
やり過ぎたって反省してるし」

絢子「反省…」

和美「それでどうしたの?」

絢子「あっ検温に」

和美「検温ね、はいはい」

絢子「…」


昨日の事があり
少し距離を取り警戒していたが
和美はそんな気さらさらないという様子
で検温に
応じてくれた


絢子「あの…あとこれ」

和美「何」

絢子「サンプルの下着、昨日はあのまま
持って帰っちゃって…ちゃんと手洗いで
洗いましたから」

和美「サンプルだから別に返さなくても
良かったのに」

絢子「そういうわけには…」

和美「まあいいわ」

絢子「…」


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