
地下病棟の秘密
第18章 未知の領域
絢子「お仕事、忙しいんですか?」
和美「まあね…」
絢子「一応入院中なんですからあんまり
無理しないでくださいね」
和美「わかってる」
絢子「じゃあ私はこれで失礼します」
和美「…」
危なかったのは初日だけ
それ以降は何事もなく6日が過ぎ
ついに明日は和美が病院から退院する日
だった
絢子「あっ、そろそろ行かなきゃ」
涼「どこか行くの?」
絢子「和美さんに呼ばれてるの、なんか
お礼がしたいからって」
涼「お礼?」
絢子「下着のデザインとか着け心地とか
色々協力してあげてたから」
涼「…」
絢子「もしかしたら新作の下着くれたり
して」
涼「だったらいいけど…」
絢子「それより日曜日のデート、大丈夫
なんだよね?」
涼「頑張って仕事片付けるから」
絢子「絶対だからね」
涼「了解」
