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真の父「小さい時に母親を事故で亡くし
それからは父と娘、二人で頑張ってきま
した」

高戸「明るくて優しくて…いつも笑って
た」

絢子「…」

真の父「元気だけが取り柄の子でした…
でも真は…真は…」

絢子「病気か…なにかで？」

真の父「…」

高戸「真は殺されたんだよ、涼に、涼の
父親に」

絢子「そんな…」


信じられなかった
一度も会った事はなかったが
涼の父親が仮にも病院の院長である涼の
父親が
高戸の彼女
真の死に関わっていた
殺したなんてそんな事言われても


絢子「…信じられない」

高戸「涼の父親…院長は息子かわいさに
緊急搬送されてきた患者を蔑ろにしたん
だ、その結果、真は死んだ」

絢子「そんな…」

真の父「あと少し治療が早ければ…真は
真は助かっていたんです…」

絢子「…」