無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

男性「彼氏？」

絢子「あっ、えっと…」

高戸「…」


答えに困ってしまった
自分達は別に付き合ってるわけではない
だから友達と言うのが正しい答え
なのだが…


高戸「友達ですよ」

絢子「…」

男性「そうなんだ、良かった」

絢子「…はいっ」

高戸「でもすいません、今日は俺と約束
があるんで」

男性「あぁ…わかりました」

絢子「…」


脈があると感じたのか
素直に引き下がった研修医の彼
研修医の彼の気持ちも気がかりだったが
それよりなにより
高戸の言葉

迷う事なく自分を「友達」と言った高戸
自分達は付き合ってはいない
いないけど…


絢子「…」

高戸「どうした？」

絢子「…何でもない！！」

高戸「…」


不機嫌になりながら
高戸の車の助手席に座った絢子
そんな絢子の態度を不思議に思いながら
高戸は
車を発進させた


絢子「…」

高戸「…」