テキストサイズ

地下病棟の秘密

第22章 選んだ道



絢子「…はぁっ」


病院を辞めた時点で
涼との関係は終わってしまった
だからって高戸に乗り換えたわけではな
いけど
高戸とは友達以上、恋人未満のような
微妙な関係が続いていた


絢子「…いけない、仕事しなきゃ」


再就職し
今は大事な時
浮かれるわけにはいかない
気持ちを入れ直し仕事に戻った絢子
だけど
今日は急患も少なく
予定の時間より早く上がる事が出来た

高戸に連絡をし
駐車場で一人待っていると…


男性「橋本さん」

絢子「…?」

男性「お疲れ様」

絢子「お疲れ様です」


話しかけてきたのは
同じ職場で働く研修医だった
若くてイケメンで将来は医者という事も
あり
同僚からは
人気の男性医師だった


男性「一人ですか?」

絢子「まぁ…」

男性「良かったら食事でもどうですか?
近くに美味しいイタリアンがあるんです
よ」

絢子「あ、でも…」

高戸「絢子?」

絢子「あっ…高戸さん…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ