地下病棟の秘密
第5章 再会
絢子「ん、美味しい!!」
祐樹「気に入ってもらえて良かった」
祐樹に連れられ来たのは
リーズナブルな個人居酒屋だった
祐樹「前の彼女にはものすごく文句言わ
れたけど」
絢子「私なら全然問題ないですけど」
祐樹「そうだね」
絢子「あっ別に変な意味は」
祐樹「わかってる、そういえば絢子さん
はどこの科で働いてるんですか?」
絢子「私ですか?私は…」
絢子が今所属している科は特別診療科
天野病院の地下
病ではなく患者さんの心を癒す
特別な科
色々な意味で…
祐樹「絢子さん?」
絢子「えっと…えっと私は…」
祐樹「?」
絢子「私は…小児科、小児科で働いてる
んです」
祐樹「そうなんだ、子供が相手だと色々
大変でしょう?接し方とか」
絢子「そ…そうですね」