地下病棟の秘密
第6章 夜の散歩
涼「一体何があったんだよ?」
祐樹「今朝寝坊して急いでたら通勤の人
にぶっかって転んじゃって…痛っ」
涼「頭は打ってないみたいだけど念の為
検査するぞ」
祐樹「ごめん、忙しいのに…」
涼「いいから、祐樹をお願いします」
先輩看護師「はい」
絢子「…」
壁に身を隠し
一部始終を見ていたが
祐樹が怪我をしたらしく怪我の状態に
よっては
この特別診療科に
入院する事になるかもしれない
絢子「嘘でしょう…もし祐樹さんが入院
するような事になったら…」
涼「入院させるよ」
絢子「!?」
涼「利き腕を骨折してるし、この機会に
色々検査もしたいしね」
絢子「ちょっと待って、入院は仕方ない
けどどうしてうちの科に?入院なら他の
科の他が…」
涼「他の科に入院させる気なら最初から
ここには運ばれないよ」
絢子「でも」
涼「祐樹の担当、頼んだよ」
絢子「は?何言って…そんなの無理です
だって私」
涼「時期院長候補だからくれぐれも粗相
のないように頼んだよ」
絢子「そんな…」