
地下病棟の秘密
第7章 薬に悩まされ
高戸「じゃあこれっ、薬ね」
絢子「…」
高戸「大丈夫だよ、変な薬じゃないから
だけど夜に少し副作用が出るかも」
絢子「副作用!?」
高戸「冗談だよ」
絢子「冗談って…もう…」
高戸「飲んだ時の感触と途中経過と簡単
でいいからメモしといて」
絢子「わかりました」
涼「…」
軽く昼食を食べ
渡された薬を一錠飲んだ
カプセル型で飲みにくいような事はなく
簡単に
飲む事が出来た
絢子「…」
高戸「どう?」
絢子「カプセルだから飲みやすいですね
変な味もしないし」
高戸「飲みやすさに問題はなしか」
絢子「…」
涼「橋本、もう戻らないと午後の勤務に
間に合わないぞ」
絢子「あ…そうですね、じゃあ私はこれ
で失礼します」
高戸「またね、絢子ちゃん」
絢子「また」
涼「…」
まだ少し早かったが
涼に言われたら残るわけにいかず
絢子は自分の分のお金を置いて一足早く
病院へ戻った
