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未成熟の誘惑

第1章 caseはる

「大丈夫?はる」



津田が部屋の灯りをつけた。



私はどうやら寝ていたらしい。


腹を触る。


何もない。


変わったことはない。




「え」



「うなされてたよ。ほら、朝ご飯あるから食べなよ」



「あ、はい」



コロサナキャ



頭が痛くなる。



私じゃない私が喋っている。



「今日は、ご飯いい」



「あら、そう。じゃあお腹すいたら食べてね。ここ置いとくから」



「あ、はい」



ええと。



どこから夢なの?

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