テキストサイズ

未成熟の誘惑

第2章 caseなつ

「付き合おうっていったんだ」



「いや、無理でしょ」



「なんで、キスとかデートとかセックスとかしようよ」



「お兄ちゃんそんな」



「先輩だ」



顔を赤くする妹。



からかいが過ぎたようだった。



そんな訳にはいかないしな。



「しかも私幽霊だし」



まだ引きつってるのか。



「幽霊と人間の恋って素晴らしいよね」



「いや、でも、あの」



「冗談だ」



「冗談ならもっとましなこと言うと思うんだよね。お兄ちゃんは、あ、先輩は」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ