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未成熟の誘惑

第7章 caseにねんせい

「こんなの望んでないのだ」



「じゃあ帰ればいい。お前の世界に」



えりなは泣く



「どうして?」



「分からない」



「分からないふりはもう辞めてよ」



「えりな」



「なに?」



「消えてくれないか」



「えりなはマスターなのだ。消えるって、そういう意味よ?」



「………」



「心に話しかけないで!」

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