
希望という名の妄想小説
第2章 路地裏は…
「こんなところで何やってるの?」
と、ニコニコしたすごい美形なお兄さんがいた。
か、かっこいい…
中性的な顔立ちに180ありそうな長身…
まさか、まさか
運命の人とか?
やばい。
「や、道に迷っちゃって…」
なんて言うと
「ならこっちだよ」
と私の手を引いて歩き出した。
無言のままお兄さんは歩く。
てか、
え…?
この道じゃなくない?
私は真っ直ぐ来たのにお兄さんはクネクネと道を曲がって行く。
どこに向かってるの?
すると、お兄さんの足が止まった。
「ついたよ」
