
希望という名の妄想小説
第4章 これって二股…?
「教室、戻る。」
佐々木を睨みつけながら言い放つが、あたしの言葉なんか痛くもかゆくもないらしく
「え、何でー?」
軽く笑ってそう返された。
「ここに来てまず良いことなんかないでしょ!」
「イイことしてるじゃんいっつも。」
吐き気がする!
「あたしは勇樹以外とそんなことする趣味はないから!!」
「へえ、らぶらぶだね~。」
「だけど、学校でエッチはさすがにまずいでしょ~」
「っ!!」
「動画、流してもいいけど?」
にやりと笑うそいつに背筋が凍った。
