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希望という名の妄想小説

第4章 これって二股…?




「ちょっと、どこ行くの!!」


いつの間にかやんでいる下半身の振動に、あたしは余裕を取り戻していた。


「はいはい、ちょっと静かにしてね~。」


口調に対して、なんとも冷やかな声に背筋がぞくりとなる。

っ、なんなの…


「どうぞ、お入りください姫。」

「…きもいから!」


変なセリフで開け放ったのは単なる空き教室の扉。

ここには何度かきたことがあるだけに、あたしの体に冷や汗が流れた。


最悪だ……




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