
希望という名の妄想小説
第4章 これって二股…?
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10分後
「っ、なんで…」
最弱だと言っても、ローターは確かに振動している。
強い振動を経験しているからって調子にのってたかも。
「んっ、あぁ…も、無理」
微弱な振動で、体がむずむずする。
いつまで耐えればいいの…??
「あれ、穂波どうしたの~?いつもより大分楽なはずなのに…おかしいな。」
ニヤニヤ顔…絶対こいつ、わかってた。
「もしかして、淫乱な穂波には、その程度の振動じゃ物足りない?」
「っつ!?」
「へえ、図星?」
イキたくてもイケない…
時間がたつほど、苦痛は増していく。
「ち、違う!!」
ここで肯定すれば、楽になれたかもしれないけど…どうしてもできない。
それだけはプライドが許さなかった。
