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嘘でもいいから

第11章 想いの迷宮~想side~

兄としてのひいき目も
入ってるかもしれないが…

やっぱり優花はとてもいい子だ。


でもさっきから…

ぺたんと地べたに座った優花を見ると
赤いスカートからのぞく
真っ白い太腿が気になって仕方が無い。


俺は優花を残して土産屋に走っていた。


優花も一応気にしながら座ってたけど
それにしてもあんなの…
他の男に見られるんじゃないか?


全くあいつは…


ぶつぶつと呟きながら土産屋を見渡すと
人気キャラクターのブランケットが
並んでいるのが見えた。


あぁ、そうか…
あのスカートや髪に付けた
水玉のリボンはこのキャラの
コスプレのつもりか…?

俺はそのピンクと赤の女っぽい
ブランケットを手に取った。

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