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嘘でもいいから

第12章 好きになってごめんね〜想side

「好きな女がいないならっ…私と…
私は想じゃなきゃ…っ
想は私の…」


気の強い真奈美が今にも泣きそうだ。
真奈美…ごめん。


「御主人様?悪いけど…
俺はそこまでプレイにのめり込んでた
訳じゃないから…まさか本気で
あんな変態ごっこ悦んでたの?」


真奈美が言われて
一番傷つく言葉のはずだ…
怒って…恨んで…
俺の事なんか早く忘れろよ。


真奈美の
ショートカットの髪がゆらりと揺れ…
それに目を取られた瞬間
俺の頬に真奈美の手の平が飛んできた。

俺とほぼ同じくらいの体格の
真奈美のビンタはかなり効いたが…
これくらいされて当たり前だ。

そして真奈美は俺の前から去って行った

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