テキストサイズ

嘘でもいいから

第12章 好きになってごめんね〜想side

ガヤガヤとした居酒屋の中の異空間…

金縛りにあったように
動けない2人がそこにいた。


今、何だって…?
処女を…


「…優花ちゃん…
それはダメだ…
絶対にダメだ…」


優花は今、傷付いている。
そして好きだと言った男も
自分を好きだと言った…
たとえ様々な条件付きでも。

俺が悪いんだ。
悪いんだけど…
出来ることと出来ないことがある。


「俺は優花のことも、君のことも
大切に思ってる…
過去の女性たちには失礼だけど
君とは全然違うんだ」


お前だけが大切なんだ…


自分が口にしてしまったことの罪深さに
俺はどうしたらいいのか
わからなくなっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ