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嘘でもいいから

第14章 重大な間違い~想side~

あれから二週間…

俺は、優花の勤務先のビルの前で
あいつの帰りを待っていた。

俺の仕事は忙しさにかなりの波があり…
数日徹夜が続くこともあるが
今はほぼ毎日定時で帰ることができた。

優花が処女だとかいう
低俗な噂話を払拭すべく…
俺は毎日のように
ここに迎えに来ている。

こんなことで
何が変わる訳でもないだろうけど…
そんな噂話を喜んでいるような
くだらない連中には
案外効き目があるかもしれない。


それに俺自身、毎日でも
優花と会いたくて仕方が無かった。


この二週間何度も身体を重ね…

最後の一線だけは決して越えない
関係を俺たちは続けていた。

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