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嘘でもいいから

第3章 偶然の出逢い

私の仕事は
総合商社の営業事務。


業務内容は
担当の営業さんのサポートと
ほぼ毎日ある受注発注作業だ。

専用端末をいじるだけで、
行ったことのない国から
ものすごい量の
材料が輸入されたりする。


外国語短大を出て、
少しでも英語を使う仕事を
したかった私は
現地の担当者の人たちとの
毎日の電話も楽しかった。

でも、一番多くの会話をするのは
担当の営業さんだ。


私の担当は向井さん。


ルックスの良い男性営業マン
の多い職場の中でも、
飛び抜けてカッコ良く
人気もある人だった。

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