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嘘でもいいから

第14章 重大な間違い~想side~

……………………

数時間後…
倒れたように眠り続ける優花の顔を
俺はずっと眺めていた。

前にもこんなことがあったな…

でもあの時は椅子に座り
離れた場所から
優花の顔を眺めていたけど…
今、優花は俺の腕の中にいる。


ムリさせたな…

優花は何度も達しながら
必死で俺の要求に応えようとしていた。


「苦しかったけど…
想さんいつも逝ってくれないから…
私、嬉しかった…」


俺の精を飲み込んだ後
まどろみながらもそう言って
微笑む優花は本当に可愛くて。

俺は優花を心から愛してるって…
二度と他の女は愛せないって…
そう強く思ったんだ。


でもその日を最後に…
俺の独りよがりな恋人ごっこは
突然終わってしまったんだよな…優花。

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