テキストサイズ

嘘でもいいから

第14章 重大な間違い~想side~

……………………

ホテルを出た俺と優花は
一緒に俺の部屋へと
向かっていた。

そしてもうすぐ家に着く
というところになって…
駅前のクリーニング店に
出したままに
なっていた物があるのを
俺は思い出したんだ。


それは
この部屋に越して以来
ずっと洗ったことの無かった
ソファーカバー…


優花が俺の部屋で
過ごす時間が増えるにつれ
俺は色々なことが気になり始め…

カーテンを初めて洗ったり
風呂掃除も
毎日するようになっていた。


暴走した俺のせいで
疲れが抜け切らない顔をした優花を
清潔なソファーで
早く休ませてやりたい…

俺はとりあえず
優花を先に部屋に行かせ
自分だけ店に戻ることを決めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ