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嘘でもいいから

第2章 君が大切だから

私は蓮水優花(はすみゆうか)
商社で営業事務をしているOL…

20歳。


この人は…
私の彼の小暮隼人(こぐれはやと)

21歳の大学三年生だ。


二人が付き合い始めてから約一年…
もう何度もしたことのある
同じ内容のケンカを二人はしていた。


あ…ケンカっていうより
隼人からのお願い…?

そして私からも、
もう少しだけ待って…という
お願いをしてケンカは終わる。


「でも…隼人、いつまででも
待ってくれるって言ったじゃん…」


「それは…本当にこんなに
待たされると思わなくてさ…
だって、こんなに惚れてるのに…
お前だって俺を…」


隼人が私を抱きしめキスをする…

舌を絡め合う激しいキスだ。

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