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嘘でもいいから

第2章 君が大切だから

処女だって好きな人には抱かれたい…
キスをすれば、濡れる。


この1年で
隼人が私に教えてくれたこと。


「ん…はぁ…っ…
ダメだよ隼人…ここ公園だよ?
私も本当は隼人と
早くひとつになりたいけど…」


……………………


私はこの春までずっと
お父さんと二人きりで生活してきた。

お母さんは…私が3才のとき
男の人と出て行ったと聞いている。


「母さんみたいな
ふしだらな女にだけはなるな」


お父さんの口癖だ。


結婚するまで処女を守り通せ…

そう言葉で言われた訳じゃないけど
それと同じようなことは
口酸っぱく言われ続けてきた。


短大2年の時に
隼人と付き合い始めた時も
清い交際を約束して
やっと許してもらったんだ。

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