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嘘でもいいから

第2章 君が大切だから

そして、都会の会社に就職し
一人暮らしをすることになった時も

恋人を簡単に家に入れない
ことを約束した。


親友の麻実(あみ)は
こっそりヤればわからないじゃん〜

って言うけど…


母が出て行ってからずっと男手一つで
恋人を作ることもせず…
私のためだけに生きてきたお父さん。


そのお父さんの気持ちは
できるだけ大切にしたいなぁって
思うんだ。


……………………


「じゃあ、さ…
俺をお父さんに紹介してよ。

別にヤりたいからって訳じゃなくて…
優花のこと本気だし。
大切にしたいって思ってるし。

それで…許してもらえたら
優花の誕生日に旅行いこう。」


「隼人…うれしい…
週末にでも話してみるよ。
旅行…行こ?///」

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