嘘でもいいから
第5章 初めてを貴方に
向井さんだ…
「さっき、全然目を合わせて
くれなかったね…ねぇ、こっち見て?」
「ど、どうしてですか?」
「警戒してるの…?
そんな態度じゃ変に思われちゃうよ?
ちゃんと顔を見ることができるか
チェックしないと。」
そっか…
それにいつまでもこんなことしてたら
誰かに見られちゃう…
「変なことしないでください…ね?」
「しないしない。信用してよ。」
笑いを堪えたような向井さんの声を
聞きながら、私はそーっと振り向いた。
ち、近い…
そう思った途端
私は腰をシンクに押し付けられて
向井さんの唇を受け止めていた。
「さっき、全然目を合わせて
くれなかったね…ねぇ、こっち見て?」
「ど、どうしてですか?」
「警戒してるの…?
そんな態度じゃ変に思われちゃうよ?
ちゃんと顔を見ることができるか
チェックしないと。」
そっか…
それにいつまでもこんなことしてたら
誰かに見られちゃう…
「変なことしないでください…ね?」
「しないしない。信用してよ。」
笑いを堪えたような向井さんの声を
聞きながら、私はそーっと振り向いた。
ち、近い…
そう思った途端
私は腰をシンクに押し付けられて
向井さんの唇を受け止めていた。