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嘘でもいいから

第2章 君が大切だから

連絡しないで来るなんて
初めてなんだけど…

LINEで送っても
今日はなかなか既読にならない。


返信を待ちながら移動しているうちに
アパートの前に着いてしまった。


電気はついているし…いるよね?


やっぱりきちんと
顔を見て報告したかった。


それに…もしかしたら。
明日も仕事だから泊まったりは
出来ないけど…

これからはもう、いつもよりも
いっぱいイチャイチャしても
いいんだよね…?
なんていう密かな思いもあった。


最近では、
部屋に2人でいるのは拷問だからと
外で会うことが多い2人。

私は久しぶりに
そのアパートの階段を上った。

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