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immorality.

第1章 不道徳


「で?用があって私を呼んだんでしょ?」

西日が窓から差し込み
校庭で部活動をしている生徒の声が聞こえる。

そんな中、私は
先生と2人きりで化学準備室に。

「そんなピリピリすんなよ。コーヒー飲むか?」

心地よく耳に残る低い声が私の鼓膜を振動させる。

飲む、と返事をし
そこら辺にある椅子を先生の椅子の近くへと
持ってきて、そこへ座った。


「どうぞ」

そう言って
真っ黒な波を打つコーヒーを手渡してきた
先生から、それを受け取る。

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