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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん

☆店長目線☆



最初から好かれるつもりなんてなかった



取り合えず人生にポッかりと深い穴が空いていた



それを埋めるのに松井くんを使った



最低な事をしているのは分かる



最初は好かれたいなんて思わなかったし



俺は遊び相手が欲しかっただけなのかもしれない



その相手が偶々松井くんだった



ただそれだけだったのにな――――



なんで、何時からこんな気持ちが出てきたんだろう



欲しいけど手に入らない



俺には松井くんは手の届かない存在だったのかもしれない



全てが”だったのかも”曖昧な事しか言わない



俺は心にポッかりと穴が空いた脱け殻



偽りばかりのアルバイト



偽りの店長



全て偽りだけどこの気持ちだけは嘘がつけない



松井くんが好き―――



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