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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん




なんでいるんだろう―――



なんで勝己がここにいるんだろう



最初は聞こうと思った。思ったけど言葉が詰まってニタニタと顔がひきつった、そんな時―――



「え、ちょ、うわっ!!」



「立てよ」



――ギュッ―――



え....



――ドクン――――



え、なに?



――ドクドク ドクドク―――



勢いよく左腕を引っ張っられてそのまま勝己の胸に吸い込まれるように、俺の体をギュッと勝己の腕が包んできた



ヤバい...

ヤバいヤバいヤバい...



ヤバいよ...



俺の心臓がなんかおかしい…――



心臓の鼓動に胸を苦しめながら拒む事も出来なくて黙って勝己の腕におさまっていた



苦しくて、恥ずかしくて、けど安心して、



ほんとどーしよ...



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