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「もしアメリカにそろばんあったら俺、やるわ」

「うん、そうして」


話の途中で先生がニヤニヤしながら通ったけど無視した


「麻由に抜かれるわけにはいかねぇな」

「いーや、違う。うち、先生に言ったもんね」

「は？」

「アンタを越えてみせる！」


俺を越えるなんて100年早いわっ！

…って言うかと思ったけど


「頑張ってね」


ガッツポーズしながら言う龍太

「でも越えさせはしないよ」


やっぱり負けず嫌いなのは一緒