星も、パンも
第11章 星は、不安を力にする…
「へ――――――…作品…?」
少年は、ヒョロリとした背格好で……
少し日に焼けた肌が…健康的で…緑色のフレームの眼鏡が…アンバランスに見えた…
「!母って―――…
【A型N男】の作者の…“トキコ”です。
俺は、息子の朝生 羚(アソウレイ)と言います。」
深々とお辞儀する少年は…
俺の後ろにある…BL棚を…苦笑いしながら見比べる…
「え!あっ!あああ////…これは…違う?つーか」
「母の小説の続きが気になった―――って所ですか?」
な…何て出来た中坊…
「…ここだと…あれですから―――…」
羚君は、俺を連れて…書店を出た―――…