星も、パンも
第11章 星は、不安を力にする…
「ああ…いますよ―――…
“アカギ”のモデル。
俺の…親友です。
ゲイ―――…か、どうかは…まだ中学二年なので…保留にしてました…
でも―――――――…同じ部活の先輩を好きになって…
相談とか…乗ったり―――…」
「その先輩って――――…」
羚君は…
鼻の頭をポリポリかいた…
「男です―――――…」
「そっ…か…。君は…“アカギ”とは?」
「ハハハハハ!リアルは小説とは違いますよ!
小説では、俺とアカギがいい感じになっていきますが…
実際の俺たちは、親友のままですよ。」