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星も、パンも

第11章 星は、不安を力にする…

「母も…言ってました…


リアルの同性愛は…ホントに思い通りには行かない事ばかりで―――…ホントに大変なんだそうです…


だから……せめて小説の中だけでも――――…想いを叶えてあげたいって―――…」







ズキン―――…とした…






ホントに―――――――…


思い通りにならない…









好きになったのが…男で…




しかも――――…その相手は…自分ではない人を思っていたり――――――――…






「…しかも…世間には理解され難いし…
…拗れた恋愛を…しちゃいがちだって…母が言ってました……」




「だからですかね―――…
彼らって―――…一つの想いや…恋愛を…凄く大事に…大事にしてるって気がするんです。」








大事に―――…か…







「俺も…好きな子がいるから…

何となくですが…
母の言うことが…少しは…解る気がするんです。


あっ!俺の思い人は、女子ですから!」






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