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星も、パンも

第19章 パンは、さ迷い立ち止まる…

そう―――――…思ったら…




孤独が―――…怖くなる…





今日は…あの家には帰りたくなかった―――――…








当たり前だけど――――…


実家には…
ミー助の痕跡が沢山ある…




今日だけは――――――…



ミー助や…
石丸さんを感じたくない…





俺は――――…自分の都合で…



松本の善意を利用する――…






好奇心で近づいた松本の…


勘違いを利用する―――…









抱けば…抱かれれば―――…






俺の内側で感じ取った…熱く満たされたミー助の感情に…




共感出来るかもしれない…







心と…体のバランスが取れるかもしれない――――…





俺は、無言で―――――…



松本の後を歩く…




松本も―――――――…




声はかけてこなかった―――…







歩道を歩く…
俺たちの体を――――…



車のライトが…スポットライトのように照らすが…流れて…消える――――…



流れては…消える――――…










もう――――――…



終わりにしたい―――――…





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