星も、パンも
第19章 パンは、さ迷い立ち止まる…
松本は…
「そっか――…」って頭を軽く撫でて―――――…
微笑む――――――――…
―――――…チクリ…――…
っと…胸が苦しくなる…
この…内の痛みは―――…
俺のか――…ミー助のか…
たまに解らなくなる―――…
あの後―――――…石丸さんは…ミー助に…思いを伝えたのだろう―――――…
俺の―――――…内側が…
熱くなって――――…どんどん満たされて行く感覚がした―――…
そう…感覚――――――…
多分…他の人には解らない…
独特な―――…
内側の空気の流れ―――…
俺の…入り込む隙間なんて――…
ミー助にも…石丸さんにも…
はじめから…
無かったんだ―――――…