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星も、パンも

第19章 パンは、さ迷い立ち止まる…

松本は…俺を抱きしめながら…


天井を見る―――――…



「――――…なぁ…そんなに…

白川ヒロが――――…好きか?」





「………だったら…なんだよ―――…

キモいだろ―――――…


自分と同じ顔を…好きになるなんて―――――――…あり得ないだろ…普通…」



ギュッっと肩を抱かれる…




「普通って―――ってなんだよ…

この業界に居たんなら――…解るだろ?

普通は…通用しない…」





松本は…
俺の頭を撫でる――…







「それ…屁理屈―…だろ?」




だな…って…松本は、また俺を抱きしめる…



全裸の俺は…
松本の胸に体を寄せる――…



すると…サッとタオルケットを俺の体にかけた――…



「…こんな夜も―――…
…いいんじゃね〜の……?」



松本の胸に顔を埋めると…



トクン…トクン…と…




心臓の音が聞こえる…







落ち着く――――――…



でも―――…




あの二人を…考えてしまう…





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