星も、パンも
第22章 ナイトは、寄り添う…
「石丸…俺―――――…
マンションに帰る―――」
ミー君は…
俺が資料を読み終わるまで…
側にいた―――――…
「…それ―――――…
ヤ太郎に…渡してくれ――…」
…ミー君は、困った顔をしたが…
大きく深呼吸をすると…
「――――…俺は、大丈夫」
と…席を立つ―――――…
ばか野郎の…ミー君だな…
また…肩が震えてる――…
ホントに…俳優か?
演技が下手くそだぞ――――…
いや…俺だけが―――…
感じられるものかも――…
「…私も…一緒に帰ります…」