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星も、パンも

第24章 パンは、踏み出―――…



「それでは…ヤー君…

これからヨロシク!」



石丸さんが、ニコニコと…手を差し出した―――…



契約書にサインをし…


俺は…再び…星の世界へ…





俺は、大きく息を吸い込み――――…



石丸さんと、握手をした…






暖かい…手のひら…



sexするた度に…
きつくシーツを掴む手のひら…



懐かしい―――――…でも…


今は……


何も感じなかった―――…







俺の中で――――――…




…優先順位が…
入れ替わっていたらしい…




俺は、松本をチラッと見る…



不意に松本と視線がぶつかり…


松本は…微笑む――――――…






「さぁ!ヤー君…

夏休みは、鈍った勘を取り戻すために!ビシビシいくぞ!」







石丸さんの隣にいた…


ミー助も―――――…





俺に手を差し出した―――…




「待ってた…待ってたよ…
ヤ太郎……遅いよ――…」








ミー助は…瞳に涙を貯め…


俺に手を差し出す――――…








「…待たせて…悪かった」





俺は、差し出された手を握る…




キュ…――――っと、






あれ――――――――…




不思議と…ミー助の感情が流れ込んで…来ない……










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