星も、パンも
第24章 パンは、踏み出―――…
手を握り――――――…
ミー助を見ると…
ミー助も―――――――…
不思議な顔をしていた…
そして…ハハハ…と笑い…
満面の笑みを見せた――――…
「…変な感じ…
あっ…石丸〜〜
俺も、名前――…戻していい?
“白川ミヒロ”に―――…」
ミー助は、俺の手をギュと強く握り…
ニコニコしている――――…
「―――…言うと思った…
はい、書類―――――…」
石丸さんは、ミー助の行動が解るのか…
書類をテーブルに並べた…
ミー助は、俺からパッと手を離すと…石丸さんの隣で…
キラキラ輝いた…
「なんじゃ…あのバカップル…」
松本は、俺の隣に立つと…
腰を押さえていた――――…
「…痛いか?腰―――…」
ちょっと…いろいろ罪悪感はあるんだよ…
「―――…はぁ?痛くねーよ!」
強がる…松本は、俺の頭をグシャグシャにする…
俺は…松本の隣で
石丸さんとミー助を見ていた…
自然と、二人を微笑ましく見れる自分に…
今は、
ホッとしている―――…