星も、パンも
第24章 パンは、踏み出―――…
――――――――――……
緊張した時間はあっという間に過ぎ―――――…
俺は…方針状態のまま…
スタッフの様子を伺う…
「はい!カット!
最高なシーン!頂きました!」
ざわ――――――…
っと…鳥肌が立つ…空気と空間に――――――…
俺は、ミー助と松島さんを見る!
「うゎ!凄かったわ!楽しいわ!!私、貴方逹のお母さんになれて、物凄い幸せだわ!」
「やっぱ…違う―――…!
ヤ太郎!は違う!!
マジ――――…楽しい!!」
ミー助も、松島さんも―――…
大げさなくらい喜んでいた…
俺は、ミー助の気持ちが入り込まないから……
不安でしかなかったのに…
でも―――――…
興奮しているのが解った…
俺は…今――――――…
楽しくて…興奮している―――…
「松島さん!ミー助!
ありがとうございます!!」
俺は、深々と頭を下げた…
すると…松島さんの手が、俺の頭を撫で――――…
「さぁ!楽しい、私達の生活が始まるわよ!!」
そう言って!俺と、ミー助を抱き締めた!!